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CB、2.0へ (久留米絣の腰チョ)

久留米絣の腰付チョークバックCB

    久留米絣:   筑後地方の工芸品である綿織物      

CB販売から1年、CB2.0へ。

丁度のタイミングかと思い色々リメイク
テスターの方、臨時テスターの方、購入してくださった方の言葉から随分と変わりました。

入口の素材や構造を根本的に修正。フタの部分はサラサラ系で耐久力のある素材に。

機密性も、締まりも、手を入れた際のスムーズさも。

これまで通り久留米かすりの性質上、やはり軽いです。軽さと構造のバランス的に、ぐらつきは抑えられていると思います。2.0ではさらにぐらつきが減りました。

全商品ワイヤー入りに。入口を好きな型に固定できます。
パッと閉めたい時や入口を開けておきたい時に便利です。

その他細かい変更はありますが、こんなところで。。。

CB2.0着手と同時に 臨時テスターの協力もいただきCB(大)とCB(小)も仕上がりました。

左から 小、ノーマル、大 です。

掌が小さい方はもちろん、奥まで突っ込まない方は小が非常に便利だと思います。そして掌が大きい方用に大を。小と大は基本受注となりますので気軽にお問い合わせください。もちろん田嶋宛でも構いません。

ということでフリー在庫!

オンラインショップ

https://shop.jyarashi.com

テスター/サポートクライマーのみなさま、臨時テストに付き合ってくれた方々、使用いただいている方々、ビッグな感謝を✨

今後ともよろしくお願いします!

6/21よだか(とりあえずp)

6月21日 よだかへ

この時期登っておきたい岩もあったが、疲労も溜まってきているのでこの日は案内メイン。昼前に栗崎と合流。エリア初来訪ということでメインの岩を紹介した。

初めて来た時に登った課題、evil hawk v8(初/二段)

さすがにパッとmoveを作ってすぐさま完登していた。にしてもやはりこの課題は素晴らしい。ほかいくつかやってもらいグレードやスタート位置について話し合った。

私はというと、そもそも登れるかどうかわからない明らかに難しいラインをやる。

市蔵のスタートからカンパネルラに繋げるバリエーション(ゾウネルラp)。ブランクセクションだと思っていた全然モテない形状。(写真右手)

この地特有の目の細かい岩質ならもしやフリクションで耐えれるのでは?

ずっとそんな気がしていたものの、もし登れるにせよ気温が10℃以下に落ちなければどうにもならないと思っていた。

気温20℃オーバーのなかとりあえずやってみる。すると思ったより形になった。もしかしたら可能性があるのかもしれない。下部がどうかは未知数だけど。。。

その後他のラインも取り付いたが可能性を感じられるものはなかった。

夕方、栗崎が帰ってからは舟岩のビグザム左をやる。

この岩を見上げて最初に思い描いたのはこのラインだった。

一見弱点に見える上部、実は非常に難解で当時は突破できず。結局途中から右に流れ完成したのがビグザム(v9▶︎改定v10)だ。

今回は上部解析に時間をあてた。ランディングが悪くリップへの一手が少し怖い。リップも極めてたるく、どうにもこうにもmoveが定まらない。

〜今日は夏至、日暮れまでの時間をフルに活かし何とか解析できた。その流れのままとりあえずスタンドで登りきる。上部だけでv10(三段)はあるように思うがコンディションが良くなればどうか?

 

 

 

とある日の岩登り

梅雨の晴れ間、岩は間違いなく濡れているだろう。

そういえば北の友人ぶちが岩を掃除したと言っていたことを思い出した。早速連絡。

6月17日
くりと向かう。

現地でぶち達と合流し目当ての岩へ。
その岩は格好良いフェイスで、花崗岩ながら弱点もそれなりにある。
くりがざっと掃除を済ませ、いざトライ開始。

2本の大物ラインができそうだったが、やってるとキーホールドがどんどんぶっとんでいく。
1時間ほど経ったところで、キーホールド全て消失し可能性がなくなった。

まぁこんなこともザラにある、ということが詰まり込んだ1日だった。

中途半端に時間が余ったので観光して終了。何やかんやこんな日も好き。


案内ありがとう、くりもお疲れさん!!

6/7よだか(コダマの森)

6月7日 よだかへ。

よだかのメインロックからマジェスティの岩に行く途中、木漏れ陽の溜まり場になっている森がある。

その中にポツポツとある小さな可愛らしい岩達。

きくりんさんとあやさんが帰りがけに遊んでいる岩。通称「こだまの森」

隙間時間にやろうと思っていたがなかなか時間が作れず。こんなんじゃずっと登れないと思い、今回はこのエリアで過ごすことにした。

昼過ぎに到着。時間がありすぎる気がして、まずは奥で登ることに。ということでまたまた通過。

舟岩をやる。

狙ったラインは実に悪く、3時間かけてようやくシーケンスがわかった。

この日はできそうになかったのでラインを変える。左端のラインへ。

初手が悪かった…ラストも左手右手左足の連動(コーディネーション)。内容の詰まった一本ができた。

鬼懸る

グレードは、v10くらいかとも思ったがコンディションを考えるとv9(二段)で良いように思う。

時計をみると…16時30分。慌ててこだまの森に戻る。

どれも見た目以上に悪く、というより1moveに内容が詰まり込んでいて楽しかった。

もう少し登りたかったが時刻をみると18時20分、アプローチを考えるとダッシュで戻らねばさすがにやばい。

撤収。また。

 

 

5/31 カナリア v11 三段+

被ったフェイスのハイボール。左端に一本のライン、碧の同盟。中央の可能性とはなぜか向き合っていなかった。

5月30日

Kさんたちから連絡がある、リップ付近のガレガレの浮石を落としたと。

動画を見てドン引きした。想像を大幅に上回る範囲が浮いていたようで、かなり激しく落ちていた。(k夫婦ありがとう!)

状況が変わったということで気になるのはラインの可能性。どうも中央にガバが出てきたらしい。

もしや新たなラインができるのではないか?!

 

翌日、早速出向く。

冬でもなく春でもない空気。

春はまだ緑も薄く陽も入る。乾いた地面を歩くと聞こえてくる葉っぱがパリパリと砕ける音がとても心地よかった。

今回は緑の世界が広がっていた。初夏の空気。緑が濃くなるとこんなにも陽が入らなくなるのかと少し驚いた。

緑の世界の中で相変わらずの存在感を示す巨石。

スタートの棚からリップのガバにランジできれば格好良いラインができるのでは?そんな期待も、対峙した瞬間不可能だと悟った。

ランディングも悪いがそれが原因ではなく、そもそもリップまでが物理的に遠すぎる。

見た瞬間諦めたものの、そもそも碧の同盟の左、ようはフェイスのど真ん中に弱点を感じた。

軽く掃除をしやってみる。すると、ラインになっていることがわかった。

こんな素晴らしいラインを見逃していたとは…。

一見、というより一握りしてもホールドと認識できないようなアンダーを効かせにいく。

壁の形状がいい仕事をした。身体を引き上げたら効いてくる。

足を棚まであげれな何とかなるだろうと思っていたが、どうしても上がらず。

随分時間をかけ、何とか足上げシーケンスはわかったが実はそこからが核心。

アンダーを完全に効かせるためには つま先、腰、上半身を順番に整える必要があり、その行程が実に渋い。

そして全てを整えないと届かない位置にある次のホールド。なんとよく出来ているんだ。

その一手、この日成功すると思っていなかったが、ちゃんと集中すれば捉えることができた。そのまま完登。

スタンドスタートでv10(三段)くらいだろうか。内容、風貌ともにすごくいいのだけれど、下地がかなり悪い。

せっかくなので来シーズンのために、完全体である左下sdsをやってみた。

流石に手数が多くなると指先がぬめる。良い時期にやればいいかと構えてみたものの、やれる範囲で頑張ろうとトライ。

核心部、着地で吹っ飛ばない程度の体勢が整えば、気持ち入れて一手出してみようと。

その瞬間が訪れ、一手出してみる。何と捉えてしまった。

カナリア v11(三段+)

今回は条件が悪い割に本当に良く出来た。

15時すぎ、まだ時間はあるが流石に疲れた。kさん夫婦がまったり整備していたコダマの森で軽く登り撤収を決めた。

コダマノヘヤ v7(初段)