「RockPath」カテゴリーアーカイブ

ポータラカまで

夏の日、河原に見覚えのない岩が見えた。

崩壊後に出現した岩群。
その岩自体は大したことなかったが対岸に良さげなハングが。

確認したかったがアプローチ険しくその日は一旦撤収。


夏の続きに再訪し、目当てのハングに素敵なラインができた。

「黒い薔薇 v9(二段)」

ハングは登れたわけだが、実は隠れていた側面こそ正面且つメイン。
外傾したカチが続き、夏の気候では厳しかった。

9月、カチを握り込めそうな気候。ということでいざ。

警戒していたガチャカチは保持でき、ざっと動きは作ったものの手数多く永遠とカチが続く。
指先に滑りを感じいたら繋げてくるのは厳しい。

朝一勝負をかけるか、夕方陽が落ちてから勝負か?


9月12日

早朝、家を出た瞬間から暑い。
岩に着くと照り返しでさらに暑い。
「やれるのか。。。?」

10時開始。

すぐに良いトライができ数度核心突破。しかしその後のカチに弾かれ続けた。
指先がズレ我慢しきれずポジションが甘くなる。


岩に陽が刺しはじめ、夕方までダメかと思ったが…
何とか登り切ることができた。

ポータラカ v12/四段fa


陽が真上に昇ってからはあまりの暑さに活動休止。昼寝を決める。

夕方から活動再開、コウタロウもいくつか整備初登していた。
中でもU.T.Bは良い課題だと思う。

もう少しだけ在るので良い時期に。

戸河内紀行「プサマテ初登」

久々のココペリ出張。

車移動を一発で決めきるにはきつい距離なので、毎度どこかに寄り道。

いつもは戸河内メインエリアなのだけど、ぼちぼちやりたい岩が落ち着いてきたので迷っていた。すると丁度タイミングよくローカルクライマーがprojectを案内してくれるということで

これはもう行くしかない。と。

      戸河内                                                             

10月3日
閉店後出発し途中のS.Aで車中泊。

10月4日
朝一戸河内到着、岩は若干しっとりしていた。それでも雨じゃない戸河内は初めてだったのでテンションは上がる。到着してすぐサチさんと合流。

アップがてらダラダラ遊ぶ。
やはり戸河内は良いところだ。

 

さて、本題のルーフproject。

丁度良い大きさのルーフ、果たしてホールドは…。
ルーフに潜り確認。
「続いている!!!が、激やばい。」

前半の強度が特にやばく保留し中間部。
それでも厳しくはじめは何も出来なかった。しばらくすると一つ一つ適正な動きを発見でき、結果ステキなシーケンスに仕上がった。

〈プサマテ v11(三段) fa〉

最奥からのproject(通称ソマーズp)はとんでもなやばい。

その後も色々触り可能性を発掘。
〆はもちろんマントル課題で。
選んだのは

「マーシーマントル 初段」

敗退。
まぁ、そうだろうな、、、わかっていたけど。

 


日もすっかり暮れたころにダラダラと福山まで移動。
翌日からは大事な仕事なのでしっかりとホテルで休養。
先に書いたココペリセットに続く。

終日お付き合いいただいたさちさんにスペシャルな感謝を。

ココペリ出張

広島県福山市のジム「ココペリ」さまでセット。

今回はシミプロ壁含めの全面チェンジ。
ココペリは一面一面がリアルに激広!!その三面がシミアツプロダクション壁。


   シミアツプロダクションとは

その壁に適した旬のホールドをレンタルにて準備、専属(所属)セッターが期間限定の課題を提供する。

まずは出来上がりの壁を!

もはや狂気、ヴォリュームのまぶし壁(?)のようですが全部ラインセット!

セッターはシミアツさん、あやりさん、ガッキーさん、コロちゃんさん、そこに私も混ざらせてもらいました。


【初日】シミプロ壁。6級から二段まで全27課題。

ここからは利用者視点ではなく、一クライマー視点ですが…。

ヴォリュームを躊躇なく使えるセット経験はかなり貴重だと。

普段であれば、貴重な球数となるヴォリューム。

余るようにある各色のヴォリューム。ということでキーではない場面でも躊躇なく使うことできる。躊躇なく使った結果、発見は意外なほど多いということ。

この経験は積み重ねたい…と、勉強になりました。

躊躇なく大胆に。且つ、限りない選択肢のなかで作られた課題はまた普段と彩が違うのは明らかで…ぜひトライしてもらえたらと。
(九州でもはじまるといいな)

運営目線の話でしたが、
良い機会に最大の感謝を。

 


【二日目】常設課題 5面のセット。

二日目もシミアツプロダクションセッターとともに。

常設課題ではヴォリュームのほかにSサイズのホールドもふんだんに。

シミアツセッター陣に感じたのは

課題のテイストに対し、
小さめのホールド(テクスチャ)に意味を持たせるチョイスが絶品で。

こういうセット技術やマインドがベースにあってこそのヴォリュームを使ったセット能力なのでしょうか?
終始トライしたい衝動に駆られました。

そんなこんなで常設課題70本以上。

盛りだくさんですが、こちらは常設なのでのんびり楽しんでもらえたら幸いです。

前回、過去最大限級にやらかしてしまった私。もう二度とよんでもらえないんじゃないかと内心猛反してましたが…今回はリベンジ。
テーマは「最適!」(フラグじゃない!)

今回はうまくできた!!!
ぜひ挑戦、練習いただければ幸いです。

 


運営チームの皆さま、濃ゆい常連さま、セッターチーム
ありがとうございましたー

トレーニング講習「力のオンオフ」終了

9月23日は要望がありトレーニング講習でした。
ご参加ありがとうございました!

今回は要望通り「力のオンオフ」

テーマ決定後に参加希望された方にあわせ少しだけ脱線しつつ。
以下、参加いただいた皆様や過去受けていただいた方への振り返り用
ということで項目のみ!

詳しくはまた希望していただければいつでも!!

ーーー
【前提の話】
トレーニングの概略と経緯
トレーニングのはじめ方
動作前のポジションをつくる意味
初歩「ニュートラルとイン」

【本題】
初歩のその先
❶重心軌跡(重心移動/重心コントロール)

身体の置き所と動き方
動作とその反動
実践

動作特性を理解し動きをコントロールする。古から言われているクライミングの基礎=重心移動だということ。

❷局面と力の波(呼吸)

身体的限界グレードに於いてポジションをつくることが精一杯な状態→その先の動きフルパワーがなることが常。
いかに対応していくか。本番を前にいかに練習でつくりあげていくか。

ーーー

今回は実践練習の時間少なめでしたので練習会をやります。
皆さまありがとうございました!!!

パープルヘイズ

いつかの夏にやろうと思い数年経った道際の岩塔。
いかんせんアプローチが怠い。


7月の雨上がり、やりたい岩はどこも乾いていないことが予想された。
気が向いたので出向いてみる。

道の上から眺めてみると岩は良い感じ。
…だけども、アプローチを考えると萎える。

急斜面の藪を下るのは怖い。
下流から永遠泳ぐのも怠い。

しばらく考え、懸垂下降でゴリ押す。

河原に降り立つも日陰がなく灼熱、たまらず川に飛び込む。その勢いのままシューズを履き全ライン登りきった。

ハング正面「パープルヘイズ」

岩自体は格好良いので夏の遊びとしてはありだと思う。


実は下流のボルダー群は過去一度公開している。
水害で随分と変わったが暇なときに通い続け、今回で周辺含め粗方終わった。
いい加減トポもまとめたい。

1時間ほどの滞在であったが、大大満足。撤収。